海外からやってきた:E型マシンのGPUをGTX960に換装

海外から:E型PCのグラボをGTX960に換装

※2015/09/10 試作D型:ちょっとした誤字修正、及び少しだけ補足追加。

Author:試作E型

エイです。

暫く前(ちょうどCPUをXeonに換装した後ぐらい)から、特定のアプリケーションで、「画面がブラックアウトした後、フリーズする」と言う現象が確認されるようになりました。

特定の、とは言っても、おおよそ「GPUを強力に使用するアプリケーション」と言ったくくりはできていました。
特に発生しやすかったのは
・Firefall+バックグラウンドでYouTubeのウィンドウを開いている
時です。
Firefallだけだと殆ど発生はしないのですが…それでも不意にブラックアウト→フリーズと言う流れにはなるので、長丁場のミッションなどを行っているときにはかなり気を遣います。
(特にパーティでプレイしている時は、固まると非常にまずい)

元々はCPU側の電圧設定の問題(かなり落しているので)かなぁと思ったのですが、デフォルトに戻しても発生頻度は変わらず。
念の為、グラフィックドライバの更新をかけてみたけど改善はせず。
負荷がかかった時に固まる、と言う点から、補助電源ピンの接触などを調査してみたけど、特に問題は見当らず。
ついでにボードの接触不良の線が無いかとは思って調べてみても、特に不信な点は無し。

一応、PCIExpressバスへの供給電圧を上げた上で、GPUのクロックを下げると、「若干」ではあるけど発生頻度が下った「感じ」だったので、これで騙し騙し使っていたのですが…

さすがにこのままでは不便と判断し、ボードの追加購入に踏み切りました。

選定基準は以前のD型の記事に詳しく。
WishList的な2015年グラフィックカード、ディスプレイなどの選定調査ログ:

https://inamura-g-labo.sakura.ne.jp/blog_de/424556991-html/

Radeon Fury Nanoは価格発表時点($649)で候補から除外になったので、事実上GTX960と750Tiのどちらかと言う状態でした。
GTX950は、「960と同じ値段or高く、スペック3/4、そして補助ピンあり」と言う、非常にちぐはぐな代物なのでパス。

海外の方まで調査していたのですが、Amazon.com“PNY GeForce GTX 960 XLR8 4GB”が非常に安くなっていたので、購入を決意。
2015/08/24時点で$187.79-と言う相当な破格です。
海外だと、ここのところ為替レートが安定しない関係で、Amazon.comレートで1ドル125~129円ぐらいをうろうろしていたのですが、ちょうど円高気味になっていたこともあり、日本円で\27,700ぐらい(送料/税などすべて込み。$227ちょっと)でした。これはGTX960の4GBモデルとしては、国内と比較しても最安値からさらに1割弱の安値です。
また、PNYのGTX960は補助ピンがリファレンス通り、6ピンx1であるのもプラス要素です。ピンが多いと余計にふかす傾向にあるので…

GTX960Setting_SS03.jpg

運送ルートがi-parcel経由だったので、荷物が心配ではありましたが、無事到着。
(国内税関を通過した後、英文メールを投げて、国内の追跡番号を教えてもらわないといけない等、ちょっと手間がかかる)
8営業日ほどで到着したので、ほぼ最速です。

GTX960Setting_SS04.jpg
中身の確認。
事前にスペックは調べていますが、実物を見てみると、かなり長く感じます。
我が家にあるボードが全体的に短かいのはありますが…

海外から:E型PCのグラボをGTX960に換装
換装元と比較。
ASUSのボードも思ったより長いのですが、それ以上にヒートパイプがつき出している関係で、かなり四角く見えます。
今回のボードは高さ方向がすっきりしているのもあって、非常に横長な感じです。

以下、動作確認などは折り返しにて。


さて、取り付け後の動作確認です。

とりあえずPassmarkの動作で消費電力まで含めて測定を実施。
構成としてはGPUのみの違いのため、その点だけに注目しています。

なお、GPU単体での消費電力を求めるにあたり、以下の値を用います。
・CPU内部の消費電力は、HWInfo64読みでおおよそ27W(該当ベンチマークではCPU負荷は変動が無いものとします)
・HDD等の周辺機器が20W程度消費していると過程
・現在使用している電源(SuperFlower SF-500P14FG 500W(80+Platinum))の変換効率をざっくり90%とします。
電源効率は実消費電力によって変動するのですが、この電源の負荷20%未満のスペックが存在しないため、80+の他の電源と比較して、問題なさそうな値としています。

計算方法は以下の通り。

GPU単体消費電力[W] = (ワットチェッカー読み消費電力*電源出力効率)-(HWInfo読みCPU消費電力+周辺機器消費電力)

後半部分は内部消費電力のため、電源の出力効率は考慮しなくても大丈夫です。

さて、換装元と先での結果は以下の通りです。

・Radeon HD 7790 1GB(ブースト-5%)

Passmark 3D Score: 3381
最大消費電力: 143W
GPU内部消費電力: 81.7W
(参考)Score電力比: 41.38

・Radeon HD 7790 1GB(ブースト-10%(最終常用系))
Passmark 3D Score: 3313
最大消費電力: 141W
GPU内部消費電力: 79.9W
(参考)Score電力比: 41.46

・NVIDIA GTX 960 4GB(出荷時設定)

Passmark 3D Score: 6339
最大消費電力: 201W
GPU内部消費電力: 133.9W
(参考)Score電力比: 47.34

・NVIDIA GTX 960 4GB(リファレンス相当)
Passmark 3D Score: 6290
最大消費電力: 196W
GPU内部消費電力: 129.4W
(参考)Score電力比: 48.61

・NVIDIA GTX 960 4GB(最大ダウンクロック/電力制限90%)
Passmark 3D Score: 6089
最大消費電力: 182W
GPU内部消費電力: 116.8W
(参考)Score電力比: 52.13

とりあえず、下限いっぱいまでダウンクロック(-90MHz)状態であれば、だいたい定格通りの消費電力に落ち着きます。

海外から:E型PCのグラボをGTX960に換装
現在はMSI+ASUSのTweakerを併用しています。NVIDIA側はこのへんがちょっと不便。

1Wあたりの処理性能の指標として、Passmarkスコア電力比を求めてみましたが、効率が悪いデフォルト状態でも、HD7790を上回る結果になっています。
HD7790だって、Radeon側では電力あたりのスコアは良いほうなので、Maxwell世代のGPUの消費電力効率の良さが出ている感じです。
絶対的なスコアそのものも、HD7790のおよそ倍出ているため、体感上でも随分と性能が違うことが分かります(後述)

ただし、熱は非常に出る(ファンを45%固定にしていたら、Firefallをプレイ中に95℃まで上昇)ため、きちんと「熱くなったらファンを回す」ようにする必要があります。
PNYのモデルはファンが一基のみなので、この辺りはちょっと不利、と言う感じです。
(後日キッチリファンを回す設定にしたところ、ピーク時でも70℃程度に落ち着くようになりました)

懸案事項だった、Firefallでのブラックアウト→フリーズの症状は発生しなくなりました。
GPUの使用メモリを確認してみると、おおよそ1300MBほど。もしかするとメモリ不足が何らかの影響を及ぼしていたのかも。
(換装前のRadeon HD7790はメモリ1GBモデル)
そして設定をだいぶ上げても(FullHD/だいたいの設定High)、よほどオブジェクトの多いところでもない限りは60FPS程度出るようになりました。
以前はFullHDの解像度にすると、かなり設定を落とさないと安定しなかったので、この辺りは非常に快適です。

現段階では非常に良い買い物だったのでは、と思っています。

…あぁ、そういえばMGS5:TPPのコードがついてきました。どこかの段階でダウンロードしておこう。

試作E型

試作E型 について

名前:イナムラ試作E型:通称エイ
製造年:MCMLXXXIって覚えてる
誕生日:D型とおんなじ。だって双子だもん。
性別:やや中性的な♂
主な特徴:D型と対を成す、一卵性双生児として誕生した半生ギツネ
。 特技はお絵描きと猫の物まね。のどを鳴らす音には定評アリ。
ボディを付け足す際に頭をぶつけたのか、何故か乱視になってしまった。
他にも夏風邪を引いて体重が6kg落ちて戻るのに10年以上かかったり、口の中とか耳とか瞼とかにメスを入れられたり、ボディの悩みがやたらと多い。

現在はD型と共に生活をしながら、特技のお絵描きをどう伸ばすか、あと体力をつけて人との交流を取り戻したいと画策中。

“海外からやってきた:E型マシンのGPUをGTX960に換装” への1件の返信

  1. アバター試作D型(ダイ)

    記事投稿お疲れ様~

    結構な期間懸案事項だったグラボ問題がこれで片付いてくれるのを期待しております。

    ちなみにTweakerによるクロック調整なのですが、うちのGTX 750 Tiだと、なぜか「-500MHz~+200MHz」という凄まじい可変値にすることができたりします;

    ELSAのカードがいじくれる品なのか、それともGM107とGM206のアーキテクチャレベルの違いなのか…

    熱については、Maxwellは結構消費電力の割には熱がでますねぇ。
    これはファンの回転速度をキッチリ上げて対処したいところ。
    (うちの750Tiも、今年の夏はファン40%で大体70℃ぐらいまで上昇してました)

    そして、GTX980を買わなくて正解だったような気がします。
    値段もそうなのだけれど、3連ファンクラスになるとグラボの長さが大変問題になることを、今回のGTX960で痛感した次第です。
    狙っていたZOTACのやつは3連ファンなので長さ300mmクラス。となると下手するとケースに入るかどうか微妙だった可能性がある上、入ったとしてもケーブリングに問題を抱えまくるのが判明したので、今回のチョイスが結構最適解だったんじゃないかと個人的には思っています。

    とりあえず後は長期間の耐久試験だなぁ。

    返信

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