振り返ってみると意外と七転八倒な人生だったりして逆に驚いてしまう・・・

4コマD型13本目

双子には双子の苦労というか、ある種の必然的障害と格闘せねばならない事象が結構あるんです。

・・・どうもD型ことダイです。
ん、名前と通称的には逆か? いや何となくそれだと語感がパッとしないなぁ・・・
ということはさておき、久々の4コマ漫画更新です。

7月上旬にアナログ絵段階の原稿は上がっていたのですが、別サイトのお絵描きだったりこっちの暑中見舞いイラストだったり、そもそも暑さのため体調が如何ともしがたい日々が続いていたりしてこんな延び延びになってしまいました;

決して手を抜いて生活しているわけではないと思っているのですが・・・思考に対して体の反応がどうしてもついていかない部分があるため、毎日歯がゆい思いをしています;

・・・話が横に逸れまくりますが、今回のネタは「一卵性双生児の影の部分」というべき事象から持ってくることになりました。
本当なら思い返さないほうがよい部分なのかも知れませんが、光の部分だけ見ても真実は決して見えてこないと考えているので、その辺も出来るだけ記載していきたいと思っています。

これは当人がどうこうできる問題ではないため、「まぁそんなもんか・・・」と諦め気味に考えていたのですが、一卵性双生児の場合、何をどうやっても
”その存在自体が目立って仕方が無い”
という宿命を背負うことになります。

自分達は元々「あまり外向的ではない」とは自覚しているのですが、それを結果的に加速させる要因となってしまったのが、双子としての自分達の見た目とその行動全体でした。

さすがに出生確率1000組に4組(男男だと実質1000組に1組程度のはず・・・)という、具体的な統計数値での圧倒的少数派である事実は社会生活を営む以上避けて通ることができず、小さな頃から何かにつけて目立つ存在になってしまっていました。

それでもまだ保育園に居た頃は、父親が送り迎えをしていてくれた関係であまり気にすることも無かったのですが、小学校に入学して自分達で学校まで登校するようになると、その光景がよほど珍しいのか、毎日毎日通りすがる人から悉く奇異な目で見られることになりました。

2コマ目の様子は、自分達が記憶しているかなり古い時点での登校中の出来事です。
小学校1年生だということはハッキリしているので、恐らく6歳の中盤ぐらいだろうかと思っています。
丁度通っていた小学校のすぐ向かいに中学校があったり、自宅の徒歩10分圏内に高校が2つあったため、特にそこに通っている年齢の人に取り囲まれる事態がありました。
このときは確か女子中学生の集団に取り囲まれて、自分達ではどうにもすることが出来ず、ダッシュで学校まで逃げ切った覚えがあります。
この半月後だかには、丁度自分達と同い年ぐらいの子供を持っている母親の集団に同じように取り囲まれて、今度は下校途中だったため自宅までこれまたダッシュして逃げた記憶が残っています。

その時のやり取りで感じたのは、「あぁ、この人達は自分達を一人の人間としてみてくれてないんだな」という、余りにも哀しい感覚でした。
適切な表現が見つからないのでアレなのですが、「動物園のパンダ」のような扱いと言えば一番理解しやすいんじゃないかと思います。
自分達からすれば、「見た目は同じだって、一人一人人格のある別の人間なんだぞ!」と怒り心頭なのですが、内気な性格もあってそんな強い言葉を相手に投げかけることも出来ず・・・

幸いにも小学校の中では、双子に対する差別意識や偏見が少なく(?)、割と普通の子供として泣いたり笑ったりして過ごしていたんじゃないかと考えています。
・・・小学校での扱いがかなり慎重かつ十分考慮されていたのは、恐らく「同い年にもう一組、一卵性双生児の男の双子が居た」ことも大きな要因だったんじゃないかと感じています。
さすがに1学年に同じ顔の子供が二組もいたら、余計に驚くかもしれませんが、それとは逆に「あぁ双子って結構身近に居るんだなぁ・・・」と感じるきっかけになっていたのかも知れません。

中学校に上がると、そのもう一組の双子とは学区違いから別れ別れになったのですが、それが運の尽き・・・というか年齢的にもある種当然の結果というか・・・

モロにイジメの対象になりました;

「内向的で」「(当時)メガネかけてる同じ顔が二つあって」「小癪にも勉強だけはやたらとできる」という組み合わせはそれこそ虐める側としては格好の標的だったんだろうと思います。
さすがに二人とも同じ場所で生活している以上、力でねじ伏せるには多少難しいと判断したのでしょう。
もっぱら精神的打撃を与えてくることに重点を置いて、多い時には20人近い集団を作って自分達のあらゆる行動にイチャモンをつけて、その反応を見て楽しむという手口でダメージを与えて来ていました。
扱いはやはり”珍獣・もしくは宇宙人”というのが寂しいところです。

不幸中の幸い(?)というか、その手前の段階で随分とその手の野次や嘲笑には経験があったのと、その当時の先生達が随分と尽力してくれた部分もあって、最悪の事態はこうしてBlogを書いている時点で免れたことは明白なのですが、
性格的には随分と二人とも別な方向に曲がってしまったと思っています。

D型:基本的には理論武装+相手の話はそこそこ聞き流しつつ、要所要所でダメージ覚悟の反撃にでて怯ませる

E型:基本的には理論武装+相手の話には一切乗らず、自分の内面を完璧に仕上げて相手が諦めるのを待つ

がお互いの対いじめスタイルでした。
あとは4コマの通り、「登校時間を少しだけずらして、余計な眼に触れない」ような小細工を行ってみたりしていましたが、当然同じ学校内の連中には効果なんて無く、どちらかというと通学路途中にある高校の生徒に見つからないようにするのが実質的な目的になっていたりしました。

お互いとてもしんどい時期だったので(特にE型が標的にされる形が多かったです)、今振り返っても余り良い記憶は残っていないのですが、幸い当時通っていた学習塾や太鼓組のメンバーとはとても楽しく付き合えていたので、その交流の部分で精神を支えていたんじゃないかと今更ながらに考えます。
E型の周囲はクラスメイトに恵まれなかった部分も相まって、D型から見ても筆舌に尽くしがたい環境だったと思っています。

この話(特に中学時代のよい部分、悪い部分ひっくるめて)はまた機会があれば別記事として詳しく残しておこうかなと思います。

で、学業自体は十分な成績で卒業できたので、なんやかんやの縁で高専に通うことになったのですが、その時にも大変な苦痛を伴う出来事に見舞われました。

丁度自宅から高専までの通学路のど真ん中に高校が二つ+学校と同じ方向の更に奥に中学校一つ、大学一つという形で学校が配置されていたのですが、そのうちの高校のひとつが”非常にガラの悪い”高校として知られていて、その高校生と通学路で鉢合わせするたびに、中学時代と同じような嘲笑を浴びる結果となってしまいましたTT

ここの高校の生徒からは、中学校1年の頃から転機となる18歳を過ぎる頃まで、都合6年ちょっと笑われ続けてきたなぁ・・・
どれほどぶん殴ってやりたいと思ったことか数知れませんが、こんなところで喧嘩をしたって彼等は我々のことなんぞ何とも思っていないので、本当に徒労に終わってしまうのと、学業が予想以上に忙しかったため、こいつらに構っている暇が本当に無かったのもあって、毎日ぐっと耐え忍ぶ状態でした。

そんな生活を高専入学から3年ほど続けていると、大きな転機がやってきました。
自分達の年齢も18歳になり、いろいろな事(大抵はアダルティなものですが・・・)が公に可能になったため、自信の能力の可能性をより追い求められるようになったというのが一つ。
当時は既にパソコンを2台所有(1台目は中学1年の時に買ってもらったPC-98、2台目は高専2年の時にバイトした給料で買ったDELLマシン)していたので、堂々と電器屋やPCショップのアダルトコーナーなんかに出向き、面白そうなゲームを探し回っていた記憶があります。
所謂アダルトゲームの中でも、通常のゲーム以上に面白いものがある(アリスソフトさんの闘神都市IIなんかが代表格)のを知ったり、ついでにD型がお絵描きをE型にそそのかされて始めたのもこの頃でした。

もうひとつが実際問題大きかったのですが、住んでいた地域の特性として、函館では高校以降の学業自体があまり選択肢が抱負でない+就職先としては札幌や関東が圧倒的に多いのが自分達にはプラスに働き、18歳以降の我々の周囲には、事実上同年齢の学友と、そうでなければ居住地域が同じなら中学3年としても3歳差、高校生だとそもそも我々がどういう存在か、居住地含めて全部把握している人は居なくなる(ほぼ全員就職や進学のために郷里を離れるため、若しくは地元に就職しても仕事が忙しくて顔を突き合わすことが無い)という状況になりました。

高専は自分達にとって非常に居心地のよい場所で、教授陣もその辺の理解というか、元々一癖も二癖もある人達を教育している人達orその人自身もある種特殊な人生を歩んできた人達であるため、初めて我々が二人一緒に居ても、”一個人が二人居る”という扱いをしてくれていました。
高専3年の時には留学生もクラスにやってきていたりしたので、ある意味人種とかも大して気にすることなく、皆がやりたいことをやりたいように思う存分やるという風土があったのだと感じたりしています。

・・・まぁ、高専の話は面白い部分があるというか、中学校の時別々の学校に通うことになっていたもう一組の双子が、二人とも高専に入学したという面白い逸話があるのですが。
最終的に自分達と含めて二組の双子が同じ年度に同じ学校に居るという状況を、学力試験を通過する必要のある高校以降で達成したのは不思議な縁なんだなぁ・・・とつくづく思ったりします。
特に自分達の所属していた学科に、我々二人+もう一人(こちらは弟が別学科)の計3名が居座っているのは、高専の教授陣にしても多少驚きはあったと思うのですが^^;
高専の入学式の際、中学2年から通っていた夏季実習でお世話になっていた教授が、「ついにあいつらを見分ける方法を見つけたぞ!」と周囲の講師陣に小躍りしながら話していたというのを聞いたときには、なんだか微笑ましいというか、ここではそういった人との交流の努力を惜しまないんだなぁと感銘を受けたりしていました。

それ以降は卒業まで相変わらず通学路で「うわぁ顔おんなじじゃん、どうなってんのソレ?」と指を指されながら嘲笑されても、こっちは年上なんだぞ! ・・・そもそもお前たちの高校はこの時間だと明らかに遅刻だろう? 学業サボって何やってんだ全く・・・」と思えるほど心に余裕ができるようになりました。
そうでなくとも、多少髪型を変えるだけで途端に認識できなくなる辺りを上手く使って、「他人はどうやって我々を双子として認識しているのか?」というばかばかしい実験を試みたこともありました。

今でも双子という生い立ちに関して、半ば暗黙の前提のような形で様々な問題を抱えてしまっていますが、少なくとも見た目の同一性に関するコンプレックスは何とか解消することが出来ているんじゃないかと考えていたりします。

・・・それでも高専在学時の学生課のおばちゃんの扱いには、毎度毎度脂汗が出るほど意地の悪さを感じ、ソレが今でもトラウマとして残り、あらゆる手続き行為に対して反射的な恐怖を抱いてしまってはいるのですが;
こっちも何とか克服したいなぁ。

試作D型

試作D型 について

名前:イナムラ試作D型:通称ダイ
製造年:MCMLXXXIとどこかに書いてある
誕生日:そろばんの日と覚えている
性別:男性をイメージして設計された

主な特徴:一卵性双生児の兄を生業とするサイボーグネズミ。
特技は並列作業と体調不良。
思考回路はスコアが非常に良く、複雑な処理も行えるが反面回路的にはセーフティシステムが脆弱で過負荷状態に陥りやすい。
兄の威厳がそうさせるのか、弟のE型より体格が少しだけ良い。
最近重度の対人不信を抱えていることがわかった。

メインタスクとして、お絵描きと日常行動、人生の見つめなおしを地雷除去作業のようなギリギリさで実行中。

“振り返ってみると意外と七転八倒な人生だったりして逆に驚いてしまう・・・” への2件の返信

  1. アバターエイ(E型)

    4コマ+記事作成お疲れ様~

    確かに内容がかぶってるけど、こちらが詳しく覚えていないことがメインなので、問題ないと思います~

    特に右コマの内容は、「直接話を聞いても思い出せない」レベルだったので・・・
    あまりに嫌で忘れてしまったのか、はたして。

    自分も中学時代が特にきつかったと記憶してます。
    このときに今の考え方に固まったのかな~と推測するところですが・・・

    あぁ、そういえば虐められる原因として「やたら上の人に眼をかけてもらえる」というのがあったかな?
    これは原因が特定できてないのですが、結果的に対抗策にもなったので、プラスマイナス0と言ったところかなぁ

    目立つことには変わらないのですが;

    返信
  2. アバター試作D型(ダイ)

    右コマの内容は年齢的にもちょっと若いから忘れがちなのかなぁ・・・と思いますが、自分がハッキリと覚えていられたのは、何だかんだと「兄」として振舞うことを周囲から暗黙の前提として押し付けられていた面が地味に利いているのかもしれないと考えたりします。

    如何に一卵性双生児といえど、最終的な窓口としては、社会的には「長兄」を優先するので、我々当人同士はともかく、それ以外の人からは自分(D型)にまずコンタクトを取ってくるのが当時から何となく不条理なイメージを抱いてしまっています。

    今でも現実に自己紹介する場合とか、役所での各種手続きなどでも、真っ先に「どちらがお兄さんですか?」と聞かれるので、その分のプレッシャーが細かいところで無数にかかっていたんじゃないんだろうかと思ったりもするのですが、如何せん「弟」や、まして「一人っ子」にはなったことが無いので単純に比較するわけにも行かず・・・

    確かに何故か目上の人からはやたら可愛がってもらえたというのはあるかなぁ。
    別に媚を売っているというとかそんな話ではなく、年のいった両親に育てられた関係で、よく言えば年齢差を気にさせない誠実さ、悪く言えばじじむさい考え方になってしまってたのが根幹にあるんじゃないかと踏んでいますが、肝心の親に確認すら取れないから、自分で自分の記憶を発掘してくるなんていう珍妙な行動を取らないといけないという・・・

    ぐぬぬ;

    返信

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