骨伝導ヘッドセットを導入してみました&スピーカの複数系統出力の設定などなど

折角涼しい日がやってきたなぁ・・・と思いきや、2日でいつもの暑さに戻ってしまいゲンナリしているD型です。

HG40SIM-TUパッケージと中身

突然ですが、骨伝導ヘッドセットを購入してみました。
購入自体は先週の頭だったのですが、色々動作とかを調査してみたり、連続して使用した時の使用感などの確認のため、記事にまとめるのは今頃という形になりました。

現在では密閉型にすっかり席巻されてしまっているヘッドフォン市場ですが、骨伝導タイプの特性や具体的な活用先について考えながら使用感などをまとめてしまえればいいかな・・・と思います。

とりあえずの感想:クセはあるけど使い道色々。特徴が違うんだから音質だけで判断しないように!

購入したのは上記の写真にもありますが、TEMCO製骨伝導ヘッドセットHG40SIM-TU。USB接続タイプのステレオタイプ。電源供給はUSBのバスパワーを利用しています。

具体的な商品のカタログなど。(テムコ ジャパン内のページ)
http://www.temco-j.co.jp/web/webAction.do?method=productDetail&productId=402881e8236bffdb01236bffe49d0008

会社のトップページ
http://www.temco-j.co.jp/

骨伝導ヘッドセット自体はもう5年も6年も前から存在していたのですが、今回購入しようと考えたのは、「音楽を聴いているとほかの音が聞こえない」という問題の解消と、「E型と会話しつつ音楽を聴く」「騒音自体を減らす」の条件を満たせる品として、十分な低コストで実現可能になるというのが大きな理由です。

現在ではここだけではなく数社が骨伝導ヘッドセットやイヤホンを発売していますが、価格もピンキリ、性能も仕様書やレビューを穴の空くほど見てもマチマチという事で、メーカーさんの方向性(テムコさんところは特殊作業用途向けと聴覚補助)と見た目、価格帯や最終的な取り回しなどを全部考慮したうえで選択しています。

今回D型が「これだったら欲しいなぁ・・・」と考えてみた機能などについてはザックリ以下のような感じです。

 ・オープンイヤー方式(耳穴を塞がない)
 ・ステレオ化可能(モノラルだと音源距離などを把握できないため)
 ・常時使用を考慮するので、出来れば固定電源を使用するもの(PCでの使用なのでUSBバスパワーでもOK)
 ・実売価格5~6,000円程度で入手可能
 ・耐久性でケチがつかない程度の堅牢性(1年は持って欲しいなぁ)

オープンイヤータイプというだけで実質半減、さらに電源周りを固定で供給できるということになると、実質こいつかゴールデンダンス社の一部製品ぐらいしか該当しないのですが、ゴールデンダンス社製品はケーブルが非常に脆弱というレビューをかなり見かけるので、最終的にUSBで接続が出来るという点も含めてこいつになりました。
(一応別用で出かけていたE型に横浜のヨドバシで急遽視聴させた結果も踏まえています(ぉ)

一応対抗馬として調査していたゴールデンダンス株式会社のサイトです。
http://www.goldendance.co.jp/

価格が購入した2013年8月現在だと4,500円程度から7.800円ぐらいと結構な幅になってしまっていますが、2011年当時の市場価格調査とかの履歴だと2,000円を切るかどうかという価格まで一時期は下がっていた様子。これも物の流行り廃れといった所でしょうか。
絶対的な金額としてこの辺が妥当だという話もあります。

そんな訳で早速自分のPCに接続。
現行のWindows7 64Bit版だとドライバも勝手に認識してくれるため、プラグアンドプレイで即座に使用できます。
過去にはドライバが対応していない(MB側やサウンドカード側なども含めて)事もあったようですが、その辺も時代の変遷が窺えます。

とりあえず今日まで1週間ちょっと使用している状態での感覚についてですが、最初の2,3日は身体感覚の慣れがどうしても必要かなぁ・・・と思いますが、使い勝手は良好という印象です。

主なメリットとデメリットは以下のような感じです。

[メリット]

 ・長時間の使用(1日2時間以上の連続使用)でも耳の負担はほぼゼロ
 ・音質はUSBバスパワー相当の利得が出ているため、電源不要スピーカよりは随分真っ当な音質
 ・当然のことながら耳穴を塞がないので、外の音が事由に拾える
 ・音源が基本的に耳元に存在するため、音量を大きくする必要性が無い(十分やかましいほど大きくすることも可能)
 ・USBバスパワー駆動なので、バッテリーその他の電源管理に気を払う必要が無い
 ・現実的な音量(外の音が聞き分けられる程度)では音漏れは絶無(大体50cm程度まで近づいても”集中して聞こえるかどうか?”というレベル)

 ・重量配分は丁度良く、ケーブルの取り回しや耐久性も上等

[デメリット]
 ・ヘッドセットである以上、通常のスピーカよりは当然体への負担がある
 ・装着位置に少し慣れが要る(体感ではこめかみより僅かに後ろにセットすると丁度酔い)
 ・有線接続しかないため、席を立つ際には必ずヘッドセットを外す必要がある
 ・音質はUSBバスパワー相当のスピーカ程度なので、大迫力の音質!とは行かない 
 ・頭のサイズが大きいと若干装着に難点がある
 ・付属のマイクは通常のミニマイクなので、ちょっと拍子抜け
 ・音量調節はソフトウェアで行うしかない

具体的な項目はまだほかにもあるのですが、メリット部分は価格費用効果としては十分だと感じる性能に仕上がっています。
個人的には頭がやや大きいのと、過去にヘッドフォンで随分耳介部分にダメージが出ていたのを覚えているため、装着時の違和感は結構感じるものの、多分ほかのタイプのヘッドフォンでもこの辺の違和感は似たり寄ったりになると思います。このモデルだと、骨伝導タイプの宿命とも言える「コメカミ部分の圧迫感」をどう考えるかが重要なのですが、これは耳というより眼が疲れていると少々気持ち悪くなるタイプのダメージかなぁと思います。
実際にE型がカナル型イヤホンや密閉型ヘッドフォンを装着して確かめてくれたのですが、前者は耳穴が、後者は耳全体に相当の音圧がかかるので、こちらのほうがいいんじゃないか?とのアドバイスを貰いました。

音質についてはこれは小さいサイズのイヤホン全域にかかる宿命だと思うので、ソレを気にするなら密閉型のヘッドフォンにするか、5.1chのサラウンドスピーカーを持ってくるべきだと思っています。
周波数特性としては、一番高音の領域が少し聞き取りにくいかなぁと思いますが、音源が耳に隣接する形になっているので、音量の小さな区域でもかなり明瞭に聞こえるのが特徴です。
この関係で、実際に外の音が十分聞き分けられる程度の音量だと、周囲への音漏れは殆どありません。別に骨伝導でなくとも、大音量化すれば必然的に音漏れが激しくなるので、「骨伝導=どんな音量でも音漏れしない」という訳ではないです。

そして肝心のオープンイヤータイプのヘッドフォンの長所、周囲の音も聞き分けられるですが、これは非常に便利です。
音楽をかけっぱなしにして、眼を閉じてリラックスしていても、隣の部屋のE型の声がきっちり届きます。
音楽を聴いて作業している時でもチャイムのなる音やその他生活音も問題なく聞こえるため、自分の場合その気になれば「隣の部屋のE型と話をしながら音楽を聴きながらお絵描き」という謎の芸当が成り立つようになりました。
通常のスピーカを使用する場合だと、どうしても最終的に音は鼓膜で全部拾うことになるので、音楽の周波数帯とE型の声が重なると何を話しているのか不明になったり、そもそも音が空間中に拡がるため、こちらで鳴らしている音楽が隣の部屋まで筒抜けという問題も引き起こしていました。

取り回しは有線ヘッドセットである宿命以外は非常に良好です。ヘッドセットとしては非常に軽い部類に入りますし、ケーブルの強度はかなりあるため、軽く服に引きずられても何とも無いのが強みです。
BlueToothで音声データを飛ばせるタイプもあったのですが、こいつはバッテリー駆動タイプで、充電後の連続稼動が5時間という、普段から常用するには少し心許ないので、まずは骨伝導タイプのヘッドセットに慣れる意味も含めてこちらのほうが優秀だと思います。
バッテリータイプはそうでなくとも本体の寿命が短くなってしまう(バッテリーの耐用年数はどう頑張っても2年~3年あればいいほう、下手すると1年程度でヘタる可能性あり)ので、使い潰すならやはり固定電源タイプだと考えています。

ヘッドフォン部分は良くてもマイクが少々しゃばいつくりなのは、実質ヘッドフォンとして使う&どの道音声通話なんぞE型と隔離した部屋でも通信できればよいというレベルなのでこれで問題ないと思っています。
どうしても高品質の音声入力を必要とするのであれば、別途咽頭マイク辺りでも調達すれば済むので・・・
音量調節も、どの道各種ソフトウェアで制御してしまうので自分の使用用途しては問題が出ないものです。PCの画面を消した状態で色々音楽を聴くわけではないので、そもそも音量が操作できないという事態は起こらないはず。

総合すると「デスクトップPCの前で使う骨伝導ヘッドセット」として考えるなら、総合能力としては十二分に高いのではと現在考えております。

※そういや我が家で試していなかった項目として、「カナル型イヤホン+こいつ」で2系統の音声を無理矢理聞いてみるのも面白いかもしれません。耳が混乱して楽しいことになるかも(ぉ

で、話は少し変わりますが、このヘッドセットを使って性能を調査している時に、
「どうせなら今までのスピーカからも音楽を同時にかけて、都合のいいときに片方だけ切ったり、サテライトスピーカのような使い方は出来ないものか?」
と思いつきました。

今まで試したことの無い設定だったので、どうなんだろうな?とワクワクしながら試してみたのですが、どうもそのままではアナログ出力とUSB出力の2系統に同時に同じ音を出力するのは難しいらしいということが判りました;

少なくともWindows7(これはWin系OS全域か?)の特性として、「デバイス跨ぎでの複数系統の音声出力はNGである」という規定があるらしく、OSの基本設定だけで実現するにはちょっと無理がある様子。
Webサイトをあちこち調べてみても、ステレオミキサーのソフトを別途入手してくる必要がある上、設定のやり方はストリーミングでの実況などの入出力混在での使用方法ばかり見つかるため、いやもうちょっと簡単な手段が無いものか・・・とあちこち捜索したり必要経路を考えてみたり。

と、色々可能な条件などを調べる羽目になったのですが、PCのサウンドカードのミキサー機能で擬似的に2系統出力をするだけなら、サウンドカードのステレオミキサー機能を使えばなんとかなる」という事が判明しました。

イメージはこんな感じ。
[大元の出力]—————————–[アナログ出力]
L————[PCのステレオミキサー]——[USB出力]

設定方法は以下の通りです。
Win7での複数系統スピーカの使用方法

まずは[コントロールパネル]より[サウンド]を選択。(デスクトップ右下のサウンドアイコン右クリックから同メニューでもOK)

該当ウィンドウの[録音]タブを選択し、[ステレオ ミキサー]の項目が出現しているか確認する。
無ければウィンドウ内右クリックで、[無効なデバイスの表示][切断されているデバイスの表示]にチェックを入れれば大体見えるはず。(それでもない場合は、サウンドカードがそもそも対応していないか、サウンドカードのメーカーよりデバイスドライバを引っ張ってくれば何とかなるはず・・・)

Win7での複数系統スピーカの使用方法

ステレオミキサーが表示されたら、ソレを右クリックして、[プロパティ]を選択。(左クリックで選択し、ウィンドウ右下の[プロパティ]ボタンクリックでもOK)

Win7での複数系統スピーカの使用方法

ウィンドウ内の[聴く]タブを選択して、[このデバイスを聴く]のチェックボックスをONにする。
ついでにデバイスの再生先としてUSBスピーカー(今回は[C-Media USB Headphone Set])を指定する。

Win7での複数系統スピーカの使用方法

この設定の時のUSBスピーカ側の音量は、[レベル]タブのスライダで適当に調節できます。当然システム全体の音量ともリンクさせられるので、お好みで通常スピーカとの音量バランスを整えるといいと思います。
音声入力も、サウンドウィンドウの[録音]タブでC-MediaのUSBマイクを[規定のデバイスにする]を選べば問題なく使えます。

Win7での複数系統スピーカの使用方法

このときのサウンドウィンドウの[再生]タブの中身はこんな感じ。[規定のデバイス]にはアナログ出力を指定しています。

普通にアナログスピーカとUSBスピーカを単一デバイスとして利用するだけであれば、この[再生]タブより、該当デバイス(USBスピーカだけなら[C-Media USB Headphone Set])を[規定のデバイスにする]を選択すれば適宜切り替えながら使用することが出来ます。

このステレオミキサーを使用するタイプだと、一旦USB出力側にはミキサーが一段挟まるため、どうしても音質が下がり、かつ音の出力にディレイ(自分のPCだと0.2秒~0.5秒程度?)がかかるので、どうしても音質を維持したまま出力系統を増やしたい!という人はアナログ出力を複数系統持ち出して間に別途ミキサーを挟むorアナログ出力のスプリッタケーブルを用いて音の出力先を増やすかするか、もっと高機能のスピーカシステムを根本的に構築する必要性があると思います。
しかしながら、とりあえずは2系統の同時出力が特別なソフトウェアなしで実現できたのは嬉しい限り。

USB接続のオーディオ機器に関する有能なデバイスドライバでもあれば、その辺気にしなくてもUSBスピーカを複数台セッティングしてデバイスドライバに制御を任せてしまえるとは思うのですが、どうもWin環境ではそんな都合のよいものは発見できず。

現在は2系統の出力を利用して、アナログ出力側のスピーカの音量を小さく設定しなおして、E型に「今こんな音楽聴いてるんだぞ」とアピールしつつも、実際に耳に入っている音は骨伝導ヘッドセットでの最適な音量に設定しなおして聴くという、今まで微妙に出来なかった「痒いところで手が届く」という利用方法を試してみています。

後は骨伝導ヘッドセットを月単位で使用した場合のダメージの調査ぐらいかなぁ・・・

試作D型

試作D型 について

名前:イナムラ試作D型:通称ダイ
製造年:MCMLXXXIとどこかに書いてある
誕生日:そろばんの日と覚えている
性別:男性をイメージして設計された

主な特徴:一卵性双生児の兄を生業とするサイボーグネズミ。
特技は並列作業と体調不良。
思考回路はスコアが非常に良く、複雑な処理も行えるが反面回路的にはセーフティシステムが脆弱で過負荷状態に陥りやすい。
兄の威厳がそうさせるのか、弟のE型より体格が少しだけ良い。
最近重度の対人不信を抱えていることがわかった。

メインタスクとして、お絵描きと日常行動、人生の見つめなおしを地雷除去作業のようなギリギリさで実行中。

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