D型新PC用電源についてレビューのようなもの(SSR-600TL)

けっこうやることが詰まっていて、それなりにてんてこまいな状態になっています。
エイです。

2019/07/07発売予定のRyzen 3xxx番台、楽しみです。
(D型用にRyzen 7 3700Xを購入する予定です)
当初の予定である2018年末から約半年、待ったなぁ…

しかし、我が家には流用できるパーツがほぼ無い(メモリもDDR3までしか家にない)ため、新造することになりました。

現在、各所から必要なパーツを調達している(記事執筆時点で、残りはCPUだけ)のですが、今回は先に「電源」だけ、ちょっとテストした結果などを記載しておきます。

他のパーツ類は、実際にD型のマシンを組んだ時に別途検証する予定です。

■今回購入した電源

SeaSonic Prime Titanium Fanless [SSR-600TL Active PFC F3]
製品情報ページ

です。
北米市場向けで、国内販売がされていない電源です。
600Wと若干容量が大きめですが、80+Titaniumのファンレス電源、そして信頼のSeaSonic製。
12年保証(MTBF:150,000h)がついているのが大きいです。

Amazon.com$238.17(送料/関税込み)でした。
アマゾンの為替レート変換で日本円で購入するより、ドル建てで直接買ったほうが少し安くなっています。(Amazonの変換レートはおおむね2円/ドルほど高い)

2019/08/15追記:

先払いの関税分が$16.39-戻ってきました。
そのため、最終コストは$221.78でした。
—追記ここまで。

で…
スペックを確認したのですが、EPLSに登録されている検査結果が大変不思議な値をしていました。
(電源効率については良いのですが、PF(力率)が10%ロードで0.66というありえない低さになっていた)

EPLSの測定結果(PDF)

さすがに気になったので、ちょっと製品情報ページを再度見てみたのですが…
80+認証と同時に、Cybenetics Labsの「ETA-A+」「LAMBDA-A++」の認証を取っていることが記載されていました。

Cybenetics Labs:https://www.cybenetics.com/
測定結果(PDF)

この電源認証自体は2017年中頃からスタートした様子。主に北米市場向けの電源が中心です。
たいへん新しい認証制度なので、まだ認証を取ろうとしている電源が少ない+新しい電源のみです。

こちらで製品を検索すると、大変詳細な測定結果(一部電源のみですが、内部部品情報まである!)が残っています。
こちらでの力率は10%ロードで0.945と、普通の値になっていました。

今回はこちらも参照しつつ、性能の検証をすることになりました。

■スペックについて

とりあえず、80+認証の部分と、Cybeneticsでの認証部分の性能を両方記載しておきます。
(ふつうは80+のほうしかない。最近の電源で、北米市場に投入するような電源であれば、ETAのほうも取得している可能性はある)
CybeneticsのETA認証のほうは大変細かく、+5Vの効率や、待機電力も認証の条件になっています。
詳しくは認証の公式サイト(もちろん全部英語)のほうを参照して下さい。

SeaSonic Prime Titanium Fanless [SSR-600TL Active PFC F3] 80PLUS Titanium
ロード率 10% 20% 50% 100%
変換効率 90.28% 93.50% 94.32% 92.96%

※測定環境温度23℃±5℃

SeaSonic Prime Titanium Fanless [SSR-600TL Active PFC F3] ETA A+
ロード率 10% 20% 50% 100%
変換効率 89.810% 92.300% 93.308% 91.425%

※測定環境温度30℃

ETA認証のほうは「高温下」での測定になっているのが特徴です。実際の使用環境に近くしているとのこと。

ただ、両者で測定環境が異なる(測定機器も異なる)ので、直接比較はできないのですが、今回は参考までに「推定変換効率」を求めて比較してあります。

あと今回はファンレスのため項目がありませんが、LAMBDA認証のほうは、電源の「うるささ」の評価になっています。
騒音レベルの低い電源選択に役立ちそうです。

■実測と比較

今回は、E型がもともと使っている電源との出力比較を行いました。
ただ、電源容量が少し異なるため、カタログスペックの変換効率から直接求めるのは難しいのですが…
そこは実測値から求めることにしました。
(系が電源以外同じなら、基準電源の変換効率から求めることはできるので)

・測定器:サンワサプライ ワットモニター TAP-TST8N(有効桁数3桁)
・比較元電源:SuperFlower SF-500P14FG(80+Platinum/500W/ファンレス)

SuperFrower SF-500P14FG 80PLUS Platinum
ロード率 10% 20% 50% 100%
変換効率 (未測定) 91.47% 92.83% 90.77%

なお、電源は5年前に購入して以来、ずっと使い続けているものです。
まだ10%ロードの時の計測がなかった(115Vの80+Titanium新設前)頃の電源です。

・測定消費電力基準

  1. 10%ロード付近(50W程度):Windows10起動後、特に触らずアイドル状態
  2. 20%ロード付近(100W程度):OCCTによる負荷、CPU:OCCTモード(No AVX)
  3. 50%ロード付近(250W程度):OCCTによる負荷、Power Supplyモード

E型のマシンでは、最大負荷でもこのぐらいしか行かないのです…

さて、実測結果です。
推定効率は、10%ロードはSSR-600TLの実測値を基準(古い方の電源の効率が不明なため)20%/50%ロードはSF-500P14FGの実測値を基準に計算しています。
また逆に、ETAでは測定されていない、SF-500P14FGのETA基準の推定効率を、SSR-600TL側から求めています。

・SF-500P14FG

  1. 47.2W(推定効率:84.9%(80+)/84.5%(ETA)
  2. 111W(推定効率:89.8%(ETA)
  3. 235W(推定効率:91.7%(ETA)

・SSR-600TL Active PFC F3

  1. 44.4W-2.8W
  2. 108W-3W/推定効率94.0%(80+)
  3. 231W-4W/推定効率94.4%(80+)

となりました。
測定誤差がどうしても大きいとは言え、推定値が表記効率並~それ以上になっているので、かなり効率は良いと言えます。
(購入電源は600Wで、そもそも各ロード帯が異なり、500W基準だと効率が悪くなるはずであるが、予想より消費電力が落ちている感じ)
むしろ10%ロード帯でこれほど消費電力が落ちるとは思っていませんでした…

なお、両者ともファンレスのため、電源部からの音はありません。

■総括

とりあえず、予想通り~それ以上のスペックが確認できました。
大きさもそれほど大きくないので、おおよそMicroATXマザーが乗るケースなら入るのも強みです。
今後また5年以上は頑張ってもらうことになりそうです。
(下手すると2世代10年程度は頑張ってもらうかも…)

それとは別に、80PLUS以外にも認証ができていることを知ったのが大きいかな…
新しい電源についてはこちらで比較できそうです。

試作E型

試作E型 について

名前:イナムラ試作E型:通称エイ
製造年:MCMLXXXIって覚えてる
誕生日:D型とおんなじ。だって双子だもん。
性別:やや中性的な♂
主な特徴:D型と対を成す、一卵性双生児として誕生した半生ギツネ
。 特技はお絵描きと猫の物まね。のどを鳴らす音には定評アリ。
ボディを付け足す際に頭をぶつけたのか、何故か乱視になってしまった。
他にも夏風邪を引いて体重が6kg落ちて戻るのに10年以上かかったり、口の中とか耳とか瞼とかにメスを入れられたり、ボディの悩みがやたらと多い。

現在はD型と共に生活をしながら、特技のお絵描きをどう伸ばすか、あと体力をつけて人との交流を取り戻したいと画策中。

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